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発達障がい児が「イライラモード」に入ったときの正しい対処法とは?

発達障がい児が「イライラモード」に入ったときの正しい対処法とは?

はじめに

子どもが「イライラモード」に突入してしまうこと、ありますよね。
特に発達障がいのあるお子さんにとって、感情のコントロールはとても難しい課題です。

  • スポーツがうまくいかなかった
  • 勉強ができなかった
  • 友達に嫌なことを言われた

こうした出来事が積み重なって、自傷行為や他害行為にまで発展してしまうこともあります。
では、私たち大人は、子どもがイライラしているとき、どのように対応すればよいのでしょうか?


NG対応:怒っている子どもを「押さえつける」「叱る」は逆効果

「こら!何やってるの!」と叱ってしまいたくなる気持ち、よくわかります。
しかし、それは火に油を注ぐ行為

怒っている子どもに対して力づくや説教で対応すると、感情の爆発はさらに激しくなってしまいます。


【基本方針】まずは「待つ」。安全確保を優先して見守る

安全が確保できていれば「待つ」が最善

感情が高ぶっているときは、言葉も届きません。
基本的には以下の順序を意識しましょう。

  1. 子どもや周囲の安全を確保
  2. 可能であればイライラの原因となった相手や物事から距離をとる
  3. 「待つ」ことで、感情のクールダウンを促す

怒りの持続時間は2分

実は、人はどんなに怒っても2分程度がピークだと言われています(※個人差あり)。

ただし、その2分の間に叱ったり否定したりしてしまうと…

怒る → 暴言 → 叱られる → また怒る

という負のループが発生してしまいます。
これが癇癪時間を長くしている。 このループを断ち切るためにも、「待つ+聞く」が最重要アクションです。


子どもの話に耳を傾けることの意味

「話を聴いてくれる人」=「安心できる人」

子どもにとって、「自分の話をちゃんと聞いてくれる大人」の存在はとても大きいです。
特に発達障がい児は、日常的に叱られる経験が多く、「どうせまた怒られる」と思い込みやすいのです。

その結果…

  • 本音を言えない
  • 誰にも相談できない
  • 感情が内側にたまり、爆発する

こんな悪循環に陥ってしまいます。


【ABA的アプローチ】怒りの後に「教える」は順番が命!

怒っている最中に教えようとしても、理解する余裕がありません

ステップ1:まずは気持ちを受け止める

「そうだったんだね」「悔しかったんだね」と共感の言葉をかけましょう。

ステップ2:クールダウン後、具体的に教える

例:

太郎くんが“バカ”って言ったのは、相手が傷つく言葉だから良くなかったよ

抽象的な叱責ではなく、具体的に行動を指摘することがポイントです。


具体的な「ルールの見える化」

子どもにとって、「何がいけなかったか」は見えづらいことがあります。
そのため、具体的なNG行動リストを作成するのも効果的です。

例:

NG行動なぜいけないのか
バカって言う相手が傷つくから
物を投げる危ないから
自分を叩く自分を大切にしてほしいから

まとめ:イライラ対応の合言葉は「教えるけれど急がない」

子どもの怒りに即反応しない。まずは待つ。話を聴く。そして落ち着いてから教える。
この流れが、発達障がい児の感情コントロールを育む第一歩です。

今日の合言葉

「教えるけれど急がない」


最後に

子どもが本音を言える環境を作ることは、大人にとっても子どもにとっても安心の土台になります。
「待つ」「聴く」「具体的に教える」というプロセスを、ぜひ日常の中で意識してみてくださいね。

心から、あなたとお子さんがより良い関係を築けることを願っています。

本編動画

🎥 動画で解説を観る
👉 発達障がい児がイライラモードに突入したときの対処法(YouTube)

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