子どもは遊びを通して、ルールを守ることの意義を自覚したり、自立に向けての経験を積み重ねていきます。
遊びの内容の発達は、認知能力や運動能力の発達を反映しています。例えば、幼少期に見られる「ごっこ遊び」は物を何かに見立てる表象能力の発達を反映しています。例)砂をご飯と見立てて遊ぶなど。
この記事では、遊びの発達の順番のモデルを羅列しておりますが、必ずこのような順番で発達するわけではありませんし、1人遊びが共同遊びや連合遊びなどより劣っているということでもありません。1人でも高度な遊びをしている場合もあります。
パーテンの遊びの分類
パーテンは遊びを社会的行動面から6つの種類に分類しました。
1人遊び | 2〜3歳から | 他の子がそばで遊んでいても無関心で1人で遊びます |
傍観 | 2〜3歳から | 他の子の遊びに関心は示しますが、加わろうとはせずにじっと見ています |
並行遊び | 2〜3歳から | 他の子どもの近くで全く同じ遊びをしていても、子ども同士に交流はありません。 |
連合遊び | 4〜5歳から | 他の子と一緒に遊びますが、まだ全体にまとまりがありません。 |
協同遊び | 4〜5歳から | 集団で共通の目的を持って遊ぶ。役割分担もできます |
ピューラーによる遊びの分類
ピューラーは遊びを心理的機能から4つの種類に分類しました
機能遊び | ボール転がしやブランコなど、感覚や運動機能遊び |
虚構遊び | 象徴遊びともいい、ままごとなどのごっこ遊び |
受容遊び | 絵本やテレビなど受動的な遊び。 |
構成遊び | 積み木や粘土などを使って構成する遊び |